私の蔵書の中でも、ベストテンに入るぐらい好きな作品!
(ベスト10って…本当に10で済むのか…)
地球に侵略してきた「寄生獣」たち。
寄生された主人公のシンイチは、しかしその寄生獣とある種の親密な関係を築いていく。
そして、寄生獣に侵略された体は「超人」として…。

シンイチと、ミギーの関係が実に良いのです〜♪
この寄生獣のテーマは萩尾さんの「ポーの一族」ともシンクロしてると思う。
何が良くて何が悪いのか。
誰が正義で誰が悪人か。
生きるとは…
死ぬとは…
寄生しているのは実は人間ではないのか?
「食べる」ものが「人間」と言う体に産まれついていたら、人間を食べる事がはたしてどれほどの罪なのか。

友達の中には、寄生獣の女教師・田村レイコの死ぬ所が感動的だという人がいる。
私もあの場面は確かに好きだけど
もっと好きなのは
やっぱり、最後のくだりかな。

私もミギーみたいな「ちから」欲しいと、憧れて…
いや、ある意味特殊な能力は持つこと自体が不幸なのだと思うけど
それでも、欲しいと思えてやまない。

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