おろちという名前の不思議な力を持つ少女が
とある立派な屋敷を持つ龍神家に女中として入り込んだ。
そこにいたのは美しい姉妹。
しかしその姉妹には残酷な運命が待ち受けていた。
龍神家の女は18歳になると、小さなほくろ状のシミが出来
そこから全身に広がり、世にも奇怪なまでに醜くなってしまうのだった。
そんな姉妹の、既に醜く変貌した母親が
いまわの際に、妹に何かいい残した。
それ以来何かと妹は運命の18歳を間近に控えて気も狂わんばかりの姉に優しく接するようになる。
妹は一体何を母親に聞いたのか?
それは…「私(妹)はこの家の子ではない。だから醜くなることはないのだ」という内容だった。
しかし、事実は??

うーん。
醜いって、どんな醜さなのか。
漫画ではお母さんの顔は描かれてないんだよね。
美しすぎると自分の美しさに固執してしまって、醜くなったときのことは受け入れ難いのかもしれないけど。
嶽本のばら氏の「鱗姫」がこの物語をモチーフに描かれている。

おろちって、超能力者なんだけど
それを、特に世のため人のために使おうとかは思ってないみたいで
ただ、「他人の人生」を覗いてる、傍観者にすぎないみたいだ。
第2話では、交通事故で父親を亡くした男の子が
成長して復讐をとげるという半生を「ただ見てるだけ」。

でも、人の人生の「覗き見」って…
なんだか、魅力があると思いませんか?
そんなことができるのは「おろち」か「神」か
て感じなんではないでしょうか?

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